認定CTの社会的貢献&活躍場所



認定クリエイティヴ・セラピスト(以下,認定CTと略します)に期待されている社会的貢献&活躍場所は,
 1)子どもたちの絵画教室の講師として,
 2)地域の文化センターなど大人のカルチャー教室の講師として,
 3)職場内サークル活動などの講師として,
 4)教育福祉施設などの講師やボランティアとして,
 5)町会自治会などの講師やボランティアとして,
といったところです.

私や私たちの先輩は,「絵画」「コラージュ」「陶芸」などを芸術の視点からだけではなく,芸術療法領域の視点からも研究を進めようとしてきました.
そのため保育園幼稚園から高齢者ホームに至るまで,あるいは医療施設・教育更正施設・福祉施設に至るまで,また職場内サークルや町会自治会内グループなど,数多くの施設グループのご協力を仰いできました.
それらの施設グループで行わせて頂いた絵画・コラージュ・陶器創りの過程結果から貴重なデータが集められ,それが現在の芸術療法
クリエイティヴ・セラピィ(創作療法)の基になっています.
ところでこの頃,ご協力をして下さった施設グループの多くの方々から,「もっと続けてお越し頂けませんか」といった強いご要望を頂くようになりました.
「ボランティアでお越し頂き続けるのは気が引けますし,長続きしないように思います.長く続けて頂けるよう,講師料をお支払いさせて下さい.もし先生方がご無理なようなら,誰か出来る方をご紹介下さい」と.

特に多かったのが,「コラージュ創り」と,「コラージュを,心を映す鏡として観てみましょう」といった内容のグループ・ワークでした.

このグループ・ワークの特徴は,
 a)
コラージュ創りそのものに,趣味としての楽しさがあること,
 b)
コラージュ創りそのものに,心の癒し効果
   (心理学の専門用語では,カタルシス効果と言います)があること,
 c)
コラージュ創りを通して,友人作りが出来ること,
 d)
コラージュを,心を映す鏡として観ることによって,自己理解が深まり
   (=自分の本当の気持ちの状態が分かり易くなるといった意味です),
   落ち着いた心地になること,
 e)
コラージュを,心を映す鏡として観ることによって,自己理解が深まり,
   悩みや症状が軽くなること,
 f)
コラージュを,心を映す鏡として観ることによって,自己理解が深まり,
   自己の向上につながること,
といったものでした.
それらを実際に体験することになった方々からの強いご要望が,多く寄せられたのでした.

もしその頃,今の私たち「特定非営利活動法人 日本クリエイティヴ・セラピスト協会」があり,「認定CT」を養成していて,このような方々のご要望にお応えすることが出来ていたとしたら,と思うと残念でなりません.

新しく「認定CT」資格取得を目指して頂ける方々には,まず冒頭にお挙げ致しました1)〜5)のような場所において,有給の講師としてあるいはボランティア講師としてご活躍願い,社会的貢献をして頂ければと願っております.
もちろん,既に子ども教室や絵画教室,あるいはカルチャー教室の講師をされていらっしゃる方の「+α」としてのお取り組も大歓迎です.

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